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ウェブサイトにおけるコンテンツの意義と制作のいろは

投稿日: 更新日:

ウェブサイトには、さまざまな目的があります。
PVを増やしたい、ファン同士で交流したい、商品・サービスを紹介したい、ウェブサイトで収益を上げたいなど、目的はウェブサイトの数だけあります

ウェブサイトを運営している人も、これから運営したいと思っている人も、ウェブサイトを運営する目的があるはずです。

目的を達成するためには、運営するウェブサイトに適したユーザーを集める必要があります。
どのようなウェブサイトでも、最初の目標は、運営するウェブサイトに適したユーザーを集めることではないでしょうか。

ユーザーを集めるためには、ウェブサイトの情報、つまりコンテンツが最も重要となります。
今回のレクチャーでは、コンテンツの意味や意義、重要性、さらにコンテンツ制作におけるポイントを解説します!

リサ

SEOやコンテンツマーケティングという言葉をよく聞きますが、そもそも「コンテンツ」とはなんなのでしょうか?

コンテンツの意味と意義、その重要性

コンテンツの意味と意義、その重要性

もともとコンテンツとは、「中身」「内容」といった意味があります。
ウェブサイトをはじめ、テレビ番組、ラジオ番組、書籍など、すべての情報はコンテンツといえます。

コンテンツとは、ユーザーに伝えたい情報そのもの、もしくは、その情報を伝達する手段のことをいいます。
ウェブサイトやテレビ番組、ラジオ番組、書籍は、そのものが情報であり、同時にユーザーに情報を伝達する手段でもあります。

マサキ

少し哲学的ですね。コンテンツというのは、情報そのものという側面と伝達手段という側面があります。このふたつの側面を理解することが、良質なコンテンツを制作するための第一歩です。

リサ

確かに、映画(コンテンツ)でも扱うテーマ(情報)はおもしろいけど、演出や展開(伝達手段)がイマイチという作品もありますね・・・

コンテンツの意味と意義、その重要性

コンテンツとは、ウェブサイト=コンテンツで完結するような、単純なものではありません。
ウェブサイトはウェブページで構成され、ウェブページはタイトルや本文で構成されるように、コンテンツは、より細分化されたコンテンツで構成されています

一般にコンテンツマーケティングでうたわれるコンテンツとは、ウェブサイトのコンテンツの枠組みの中で最も重要である、ウェブページを意味します

マサキ

コンテンツを広義の意味で捉えると、デザインやレイアウト、さらにはドメイン情報などもコンテンツといえるでしょう。

ウェブサイトはデザインやレイアウトも重要ですが、それ以上にコンテンツを重要視する必要があります。
ユーザーは、自分の望む情報がウェブサイトにあると期待して訪問します。期待通り、もしくは期待以上のコンテンツをユーザーに提供できれば、ユーザーはウェブサイトを信頼するようになります。

ウェブサイトを信頼したユーザーはファンになり、何度もウェブサイトを訪れる可能性が高まります。また、ユーザーから信頼されるコンテンツは、検索エンジンからも評価されるので、新規ユーザーの獲得にもつながります。

実際に、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、ウェブサイトの評価をコンテンツで判断することを宣言しています。SEOの観点からも、コンテンツは重要であることがわかります。

マサキ

ユーザーを集めるためには、良質なコンテンツを発信することが重要なのです。もちろん、デザインやレイアウトは、コンテンツをよりわかりやすく魅せるために、重要なポイントであることは言うまでもありません。

運営するウェブサイトに適したユーザーから信頼されることは、ウェブサイトの目的を達成することにもつながります。
ウェブサイトのコンテンツは、その目的を達成するための観点で制作します。つまり、コンテンツで信頼を獲得したユーザーは、そのウェブサイトの目的を達成しやすい性質を持っています。

マサキ

良質なコンテンツを発信することは、ウェブサイトに適したユーザーをあつめることができるので、目的を達成することにもつながります。
このような考え方を基礎としたマーケティング手法を、「コンテンツマーケティング」といいます。検索エンジンも、コンテンツを重要視しています。単純なSEOの対策では、効果がないどころかマイナスに作用する場合もありますので、注意しましょう。

リサ

ウェブサイト運営の目的に沿ったコンテンツを発信することで、ユーザーとの信頼関係を構築し、目的を達成しましょう!

コンテンツ制作のいろは:3つのポイント

具体的に、どのようにコンテンツ制作をおこなっていけばよいのでしょうか。コンテンツ制作をするためのポイントを確認していきましょう。

ウェブサイトの目的を達成するコンテンツを制作するためには、コンテンツのテーマやコンセプト、方向性を明確にする必要があります
テーマやコンセプト、方向性を明確にしないままコンテンツの制作をはじめると、徐々にコンテンツの内容がテーマやコンセプトから離れてしまい、収集がつかなくなってしまいます。

コンテンツ制作のいろは:3つのポイント

コンテンツのテーマやコンセプト、方向性を決めるときは、どんな人(ペルソナ)に、どんな内容を、どんな方法で発信していくか、これらの3つのポイントを軸に考えてみましょう。

リサ

3つのポイントを詳しく見ていきましょう!

どんな人に

誰に向けてコンテンツを発信するのかを決定しましょう。大切なのは、ウェブサイト運営の目的に沿ったユーザーを正確に設定することです。
対象とするユーザーが異なれば、コンテンツの内容も伝え方も異なります。

誰に向けてコンテンツを発信するか考えるときに役立つのが、「ペルソナ」です。ペルソナとは、ウェブサイトに適したユーザーグループの代表するひとりを具体化した人物像のことをいいます。

ペルソナは、ウェブサイトのコンテンツに限らず、ウェブサイトそのものや、企業の商品、サービスなどのターゲットを設定するときにもつくられます。
年齢や性別だけでなく、名前や職業、住所、趣味、ライフスタイルなど、細かく人物像をつくりあげることで、目的に沿ったユーザーに対してより理解が深まり、どのようなコンテンツを発信すればユーザーの心に響くのかがわかるようになります。

氏名斎藤 柊子
年齢26
性別
住所神奈川県横浜市
仕事営業事務
最終学歴専修大学
価値観自分の時間を大切にしている
趣味・特技映画鑑賞・旅行・イラスト
将来の夢結婚
悩み異性との出会いがない
恋人・配偶者の有無なし
家族構成ひとり暮らし
(実家に父、母、弟がいる)
人間関係人付き合いは苦手だが、親友と呼べる友人が数人はいる
収入・貯蓄年収300万円・15万円

例えば、女性のひとり旅情報ウェブサイトを運営している場合、ペルソナはこのように考えることができます。
ペルソナの設定は、詳細であればあるほど、コンテンツ制作に役立ちます。またウェブサイトの目的によって、項目は変化させる必要があります

ここで、ペルソナを男性や家族に設定し、詳細に深掘りをしてどんなによいコンテンツを制作したとしても、そのコンテンツはまったく価値を発揮できません。

マサキ

複数人でウェブサイトを運営する場合は、ペルソナが定まっていると、ウェブサイト運営の目的に沿ったユーザーのイメージを共有することができ、コンテンツ制作がブレにくくなるというメリットもありますね。
Webマーケティングにおける「ペルソナ」の重要性と活用方法Lipple inc.

どんな内容を

自分が伝えたい情報と、相手が求める情報がマッチングする内容を、つくりあげていきましょう。

残念ながら、自分が伝えたい情報がユーザーが求めているものとは限りません。
自分が伝えたい情報と、ユーザーが求める情報の重なる部分を発信していくことは必須で、加えて自分が伝えたい情報と、ユーザーが求める情報を補足することが、良質なコンテンツ制作につながります。

どんな内容を

自分が伝えたい情報だけを書き綴り、独りよがりなコンテンツになってしまえば、ユーザーの期待にこたえることはできません。一方で、ユーザーが求める情報を第一優先にして、中庸的なコンテンツを制作しても、競合ウェブサイトとの差別化が難しくなります。

運営側の視点と、ペルソナ側の視点で内容の輪郭を決定する必要があります。

内容の輪郭が決まったあとは、内容のディテールをつくり込んでいきましょう。
このとき、正確な情報を発信し、かつ、その情報を網羅的にカバーすることを心がけましょう。

マサキ

取り扱う内容に対して、自分がどんなに詳しいと思っていても、情報をリサーチし精査することは必須です。

リサ

案外勘違いしていることもありますもんね。

どんな方法で

どんな人(ペルソナ)に、どんな内容を、発信していくことが明確になったら、情報を正しく、わかりやすく伝えるために、情報を伝える順番を構成していきます
正しく情報を伝える順番である、構成にはテンプレートやルール、テクニックがあります。文章構成が苦手な方もルールやテクニックを学ぶことで、相手に正しく、わかりやすく情報を伝えることができます。

マサキ

例えば、ウェブページのテンプレートで考えると、この記事のようなレクチャー形式や、インタビュー形式、まとめ記事形式、Wiki形式など、無数に存在しています。
ルールやテクニックも、ベーシックな三段構成から、PREP法やSDS法など様々な手法がありますので、インプットしていくことが重要ですね。

またペルソナやコンテンツの内容によっては、適切な媒体を選択することも重要です。
コンテンツによっては、テキストよりも具体的なイメージを共有できる、画像や動画を活用することも選択肢のひとつです。

伝える順番や方法を間違えると、どんなにコンテンツの内容がよいものだったとしても、ユーザーに情報が正しく伝わらないことがあります。

リサ

よりよい構成や伝達方法を模索して、コンテンツをユーザーに正しく伝えていきましょう。

コンテンツ制作のいろは:5つのステップ

コンテンツの意義や、3つのポイントを理解したら、実際にコンテンツを制作していきましょう。
3つのポイントを制作手順にブレークダウンすると、5つのステップになります。

ステップは、不慣れなうちはより細分化する必要があったり、慣れてくるとまとめることもできます
使いやすいようにカスタマイズして使ってください。ひとつのガイドラインとして、参考にしてみてくださいね。

1. コンテンツのペルソナの決定

ペルソナを決定することで、コンテンツの方向性を定めることができます。
具体的な人物像をひとりに絞り込むことで、ユーザーの求める情報をイメージしやすくなり、それを提供するための内容や方法を決定しやすくなります

マサキ

ペルソナを定めることで、文体や画像の選定にも役立ちます。
この情報はユーザーが求めている情報なのかな・・・と悩むときも、ペルソナに照らし合わせて、取捨選択することができます。

2. コンテンツの理解・抽出

自分が伝えたい情報と、ユーザーが求める情報がマッチングする内容をつくりあげていきます。
伝えたい情報と求める情報が重なる部分に加えて、自分が伝えたい情報と、ユーザーが求める情報を捕捉することで、競合ウェブサイトのコンテンツと差別化することができます。

内容が決まったら、取り扱う情報について、しっかりと理解するためにリサーチしましょう
さらに、すべての情報を記載すればいいということではなく、エッセンスを抽出し、ときにはコンテンツを切り分けることも考えてみます

マサキ

コンテンツは、自分が伝えたい情報だけを載せても独りよがりになり、ユーザーの求める情報だけを載せても、毒にも薬にもなりません。さらに、すべての情報を記載し、Wikipediaのようなコンテンツになることも、目指すべき姿ではありません。
ユーザーの期待にこたえるという観点で、コンテンツの情報を抽出していきましょう。

3. コンテンツの構成

抽出した情報を、ユーザーに伝達するために、構成していきましょう。
情報は正しく、わかりやすく伝える必要があります。どんなに正しい情報であっても、伝え方を間違えると、ユーザーに理解してもらえないばかりか、誤った情報が伝わることがあります。情報を正しく、わかりやすく伝えるために、情報を伝える順番を構成する必要があります。

リサ

構成は、ウェブサイトという媒体に関わらず、文章を書くという観点で、テクニックやルールがあるので、勉強していきましょう!

4. コンテンツの執筆・推敲

ユーザーに情報を正しく、わかりやすく伝える順番を構成することができれば、あとは文章を肉付けしていきます
コンテンツに最も個性が現れる部分です。構成に合わせて、テキストを執筆、画像を作成し、コンテンツをつくりあげていきましょう。

マサキ

文章の執筆や推敲が苦手という方も、コンテンツ制作のステップでみれば、ごく一部のステップになります。
構成までの土台がしっかりとできていれば、ここで大失敗することはありません。執筆や推敲も、テクニックやルールなので、たくさん練習することで、磨いていくことができます

5. コンテンツの分析・改善

コンテンツが完成したら、公開して終わりではありません
コンテンツのアクセスや反応を分析し、改善する必要があります。
運営するウェブサイトの中で、成功したコンテンツをモデルにすることで、良質なコンテンツを量産していきましょう。

マサキ

よりよいコンテンツ制作は、ここからが本番かもしれません。良質なコンテンツを量産することで、ウェブサイトの目的を達成しましょう!

まとめ

ウェブサイトの目的を達成するためには、目的の達成に適したユーザーを集め、ユーザーとの信頼関係を構築する必要があります。そのために、コンテンツが重要となってきます。

闇雲にコンテンツを制作するのではなく、伝えたい情報を、正しくユーザーに伝えるために良質なコンテンツを制作することが重要です。コンテンツの意味や意義を理解し、コンテンツ制作に必要なポイントをおさえておきましょう。

マサキ

今回紹介した制作のいろはを参考にして、良質なコンテンツ制作を目指してください!
取締役
チーフエディター
リサ
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横浜市在住。 学生時代よりウェブメディアを複数運営していた経験を生かし、株式会社Lippleで編集長として勤務。ライティングだけでなく、ウェブサイト運営・分析も行う。年間100本以上の映画鑑賞がライフワーク。ピカチュウが大好き。

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代表取締役 社長 マサキ
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